借り換えローンのプロが集結
環境という意味で典型的なのは、いわゆる文教地区でしょう。
文教地区は、一般的なイメージとしての言葉と、条例で定められている場合と両方がありますが、いずれにせよ、文教地区の土地は、一般的に、資産価値を守るには有利と考えていいでしょう。
住まいと関連する環境というと、どんなものがあるでしょう。
公園が近い、緑が多い、道が広い、学校が多いといったものが代表的でしょう。
幹線道路から離れているというのも環境の一部でしょうし、都市圏を離れると、山が見えるとか、海が近いというのも環境を形成します。
これら環境の中には、今後30年間では変わりそうにない要因が多くあります。
たとえば、大きな公園が徒歩圏にあるというのは、地価が高く、緑が少ない都市圏ではとても望ましい環境ですが、そのような環境を人為的に作ることはまず無理です。
田園調布や国立のような駅を中心に放射状の道を整備した街を作るのも、今となっては難しいでしょう。
学校が多いというのも、人為的にはどうしようもない環境のひとつです。
大学の都合で移転してなくなることはあるでしょうが、その大学が移転してくることで環境が変わるような大規模な大学の移転は大都市圏では考えにくいですし、逆に、大きな規模で大学が移転できるような場所は、往々にして山の中というか、あまり人が住まないような場所なのです。
つまり、30年間で環境が”よくなる”ということは、少なくとも都市圏ではほとんどないと考えていいでしょう。
一方、環境が悪くなるケースはあり得ます。
それまで企業が使っていて低層の建物しかなかったところが、企業の移転後にマンション業者に売却されて(その地域としては)高層マンションが建ったケース、幹線道路が新たに建設されて交通量が増えたケース、ショッピングセンターからテナントが撤退して街に活気がなくなったケース、これらはすべて環境が悪化するケースです。
住宅の資産価値を30年間守るためには、人気とか環境といったイメージを形成している要因が、一過性あるいはなくなってしまう可能性があるのか、あるいは、相当程度永続性があるのかについて、考えをめぐらせ、可能であれば、よいイメージが今後も続きそうな場所、あるいは、イメージが悪化しなさそうな場所を選択したいところです。
その意味では、やはり、昔から人気の場所、昔からの住宅地のほうが安定性があるのは間違いありません。
30年後までを見据えるとなおさらです。
人気の歴史の浅い場所というのは、イメージが完全に固まり切っていない可能性があり、もしかすると、イメージの劣化も速い可能性があるのです。
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